高橋真琴の『おひめさまえほん』5冊セットです。
オリジナルが刊行されたのが30年以上前にも関わらず、いまだに非常に人気のある作品の為、ブッキングと復刊ドットコムより2003年と2010年の二度に渡り復刻版が刊行されています。
オリジナルは小学館より1981年に初版が刊行されています。
小学館のオリジナル版が子供の頃実家にあって、すごいお気に入りで何度も読みまくっていたのですが、いつの間にか無くなってしまっていました・・・。
絵本としてもイラスト集としても最高のクオリティを誇ると謳われているだけあって、その繊細過ぎる描画と色使いは、ホントに全てのページが芸術作品レベルです。
なんとかもう一度見たいと思っていたところ、復刻版を発見しました。
出来ればオリジナルでもう一度入手したかったのですが、古い上に元々子供向けの為、状態の良い物はほぼ絶望的なので、復刻版でGETです。
(そもそもオリジナルは、モノ自体滅多に出て来ない・・・)
ごまメモ
オリジナル版と復刻版は中身は同じだけど、表紙のタイトルのデザインがちょっと違います。
ちなみに復刻版も現在は絶版の為、2003年版・2010年版のどちらもプレミア価格となっております。
高橋真琴とは
1934年、大阪に生まれる。
貸本漫画でデビュー後、 雑誌『少女』にカラー連載「あらしをこえて」などを発表。
以後、雑誌の表紙、口絵、挿絵を描くほか、スケッチブックや筆箱 といった文具類などで、数多くの少女画を手がける。
1992年から現在まで定期的に新作個展を開催し、精力的に作品を発表している。
ものすごく繊細で乙女チックな少女画を描かれていることで有名な高橋真琴先生ですが、なんと男性です。
名前と画風だけだと、女性だと思っていた方も多いのではないでしょうか。
もともとは貸本漫画でデビューして、少女漫画を描いていましたが、1960年代~80年代にかけては、学年誌のカラー口絵や絵物語をはじめ、少女誌や幼女誌の表紙画や挿絵を多く手掛けています。
「小学一年生」「りぼん」「マーガレット」「フレンド」「よいこ」など
イラストがメインになってから現在まで数十年以上経っていますが、絵柄自体に大きな変化は見られないにも関わらず、今なお新規のファンが付く程の魅力を放ち、古臭さを感じさせない少女画を生み出し続けている、まさに天才作家です。
現在でも通用する作品を50年以上前からほぼ完成させていた訳ですから、ある意味驚異的ともいえます。
高橋真琴×コラボレーションブランド
いまだ現役バリバリで、多数の人気ブランドと積極的にコラボレーションもしています。
どれも高橋真琴の世界観にぴったりとマッチしていて、コラボによりさらに素晴らしい作品が誕生しています。
コラボレーションしたブランド一覧
- Victorian maiden(ヴィクトリアンメイデン)
- verona(ヴェローナ)
- DOLLY GIRL BY ANNA SUI(ドーリーガールバイアナスイ)
- Jennyfax(ジェニーファックス)
- COMME DES GARCONS(コム デ ギャルソン)
ほとんどが限定品の為、どれもレアで簡単にGET出来ないのが残念です。