巴里夫の『つるハ〇〇ムし』です。
母一人子一人の親子の絆の物語で、母のやり方に反発していた娘が、今までの母の行動は全て愛情だったことに気付いていく様子が描かれています。
ちなみにタイトルの『つるハ〇〇ムし』とは、「へのへのもへじ」と同様の”文字絵”です。
1976年7月25日に初版が刊行され、『花がこっそり』『父の星』『石の戦場』の3作品が同時収録されています。
巴里夫とは
絶版漫画コレクターの間では有名な作家さんですね。
どのタイトルの軒並み高いプレミアが付いています。
シリーズ物の『ドレミファ学園』や『5年ひばり組』なんかは、ティーンコミックスの中でも特に人気で、セットになると入手難易度・値段ともにかなり高くなります。
特に、モンキー文庫の名作漫画シリーズの中でも極めてレアな『小公女』と『小公子』は滅多に市場に出てきません。
初期は、若木書房で貸本少女漫画を多く手掛けていました。
以後は主に「りぼん」で学園系の少女漫画を多く発表しています。
晩年は、入手困難な自身の作品を読みたいというファンの為に、復刻版を自費出版されていました。
巴里夫のマンガ伝承保存会のサイトはこちら
巴里夫先生はごまの地元に住んでいた!!
巴先生は、ご出身は大分県の中津市なんですが、晩年はなんと埼玉県の越谷市に住んでいたそうです!
なぜ「なんと」なのかというと、埼玉県越谷市はごまの超地元なんです。
まさか戦後の漫画界を牽引されていたあの大先生がこんなに近くにいらっしゃったとは・・・。
今まで知らなかったことを超後悔しています。
巴先生は残念ながら2016年にお亡くなりになってしまいましたが、ご存命の内に知っておきたかったです。
そして出来ればお会いしたかった・・・。