水野英子の『赤毛のスカーレット』です。
比較的状態の良いビニカバ付きをGETした後に、ビニカバ&帯付きに出会ったので再び購入。
ので、同じタイトルを2冊持っています。
ごまメモ
ちなみに、赤毛のスカーレットの原作は「静かなる男」です。
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赤毛のスカーレット あらすじ
スカーレットは羊を買いに行ってポーカー村へ帰る電車の中で、アメリカから来たハンサムでお金持ちのジョーに出会います。
ジョーはポーカー村が生まれ故郷ということで、丘の上の家を買って住むことになります。
村一番の美人・ジニーと結婚して、丘の上の家に住もうと思っていたスカーレットの兄・バーニーは、ジョーのことが気に入らず何かにつけことごとく対立します。
しかし、ジョーはスカーレットのことを好きになり、交際を認めてもらう為にバーニーのところにいきますが、許してくれるはずもなくどんどん話はややこしくなってうまくいきません。
また、ジョーが暴れ馬からジニーを助けたことで二人はウワサになってしまい、妹を思うバーニーはカンカンに怒ってしまいます。
そんな中、村祭りが行われます。
そこで行われる競馬で優勝して好きな娘の帽子をとれば、家族が反対しても結婚できるという風習がありました。
スカーレットは、その競馬でジョーが優勝して自分の帽子をとってくれたら結婚したいと思い、とびきりオシャレをして競馬場に出かけていきますが、優勝したジョーが選んだのはジニーの帽子だったのです。
スカーレットの帽子は風に飛び馬に踏み潰されてしまい、心傷ついたスカーレットはヤケになってバーニーの勧める男と愛のない結婚をしようとします。
ジョーもまた、優勝したときにジニーの帽子を取ったのは、バーニーに結婚の許可をもらうための作戦だったのにかえって裏目に出てしまい後悔します。
結婚式の最中、ジョーからスカーレット宛てに競馬で踏み潰した帽子よりさらにすばらしい帽子がプレゼントで届きます。
意地を張って好きでもない男と結婚しようとしていたスカーレットは、本当の気持ちを抑えられなくなって、ウエディングドレスのまま式場から逃げ出します。
逃げ出した先にはジョーがいて、ふたりは和解し「始めてあったときからその赤毛が忘れられなかった」とのことで、二人は再び結婚を誓います。
バーニーは、ジョーが過去に殺人をしたということで結婚を許可するのをためらっていましたが、実はボクシングの試合で人を殺してしまい、それでポーカー村に来たということが判明しました。
結婚許可をかけて1日がかりでケンカをして、そのうち互角とわかったふたりは仲良くなり、ジョーとスカーレット、バーニーとジニーの二組のカップルは、はれて結ばれて結婚してハッピーエンドをむかえます。
赤毛のスカーレット 収録詳細
連載は、週刊マーガレットの1966年16号から28号まで掲載されました。
総集編が、別冊マーガレットの1967年7月号から8月号に掲載されています。
単行本は、マーガレットコミックスで1968年5月20日に初版が刊行されました。
巻末には『セレネのなげき』(ギリシャ神話)が収録されています。