武田京子の『愛のひみつ』です。
マーガレットコミックスの中でも1,2を争う難関本で、入手難易度はかなり高いです。
一応初版でGETしましたが状態は良くありません・・・。
状態の良い物に出会えたら再購入しようと思います。
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愛のひみつ あらすじ
主人公の和子は身寄りがなく、遠縁の中華料理屋で暮らしていました。
おつかいに行く途中で和子は自分にそっくりなお金持ちの少女・美樹に出会います。
美樹は窮屈な屋敷から逃げていて、和子に一週間入れ替わることを提案し、姿を消してしまいます。
仕方なく身代わりを受け入れた和子でしたが、美樹として帰ったお屋敷は家族がバラバラで陰湿な空気が漂っていました。
亡くなった父親の代わりに事業に専念し家族を顧みない母親、5年前の美樹のイタズラが元で片腕を失い美樹を恨む冷酷な姉、精神薄弱の為に屋敷の離れの小屋に隔離されて存在を隠さている弟。
和子はこの家の、弟のトオルに対する扱いにショックを受けながらも、トオルの折り紙と切り絵の才能に気付き感動します。
そして美樹として過ごせる一週間の内に、トオルの才能と存在を世の中に知らせる為になんとか個展を開こうと画策します。
その過程で姉や母親の、擦れ違い閉ざされた心を開いていこうとします。
最後はトオルの個展を開くことに成功し、家族の絆が戻るのを見届けて、本物の美樹と入れ替わり元の家へ戻ります。
愛のひみつ 収録詳細
連載は、週刊マーガレットの1967年1号から19号まで掲載されました。
単行本は、マーガレットコミックスで1968年3月31日に初版が刊行されました。
愛のひみつ 復刊情報
1976年11月30日に集英社漫画文庫より復刻版が刊行されていますが、現在は絶版となっております。
多少プレミア価格は付いていますが、マーガレット版に比べたら入手し易く値段もお手頃なので、とりあえず読んでみたい方は文庫狙いがおすすめです。