木内千鶴子の『友情の樹よ大きく』です。
初期のマーガレットコミックスの中でも入手困難なタイトルのひとつです。
ビニカバ付き初版です。
このタイトルもレア
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木内千鶴子は貸本漫画以降、1960年代後半からは集英社の専属になっている為、マーガレット系で多くの作品を発表しています。
ラブストーリーといった感じではなく、友情モノや感動モノなど道徳的な作風が特徴ですね。
ちなみに、現在はイラストレーターとしてご活躍されています。
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友情の樹よ大きく あらすじ
環境の違いから、自分より恵まれたゆかりを嫉妬して冷たく当たっていた由紀子。
由紀子の父親が起こした事故により、ゆかりは顔を12針も縫う大怪我をしてしまう。
犯人である父親が逃げ続けていることや、今まで自分がとってきた態度のこともあり、ゆかりに対して申し訳ない気持ちでいっぱいになった由紀子は、自分の皮膚をゆかりに移植してほしいと医者に頼む。
結果、移植はしないことになったが、元々由紀子と仲良くなりたかったゆかりは、広い心で由紀子を一切責めずに受け入れる。
父親は出頭して事故の件は解決し、ゆかりの家で働かせてもらうことになり、包帯をとったゆかりの傷は思っていたよりも目立たなかった。
白い目でみられていた街の人やクラスメイトとも関係が修復し、由紀子とゆかりとクラスメイトで友情の証である木の苗を植える。
すくすくと大きく育つことを祈って・・・。
友情の樹よ大きく 収録詳細
連載は、週刊マーガレットの1967年48号から1968年2号まで掲載されました。
単行本は、マーガレットコミックスで1968年6月20日に初版が刊行されました。
巻末には『うらぎられた幸福』と『友情は永遠に…』が収録されています。
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